★★★★★★★

横浜在住サラリーマン36歳。娘と猫のミウと音楽の話などを中心に駄文を垂れ流します。

子どもへのまなざし

先日からこの本を読んでました。

 

f:id:nono-123:20150115003435j:plain


子どもへのまなざし / 佐々木正美


Instagramでフォローしている先日お子さんが産まれた方が良書だと薦められていたのがこの本を知ったきっかけ。
彼女の本書に対するコメントがとても素直にスッと入ってきて、即Amazonでポチっとしました。
(こういう認知経路とか購入までの流れって本当に現代ならではだよね)
親としての子育ての基本姿勢を示すような内容です。


その方が書いていた通りとても素晴らしい本だったなぁとしみじみとした温かい読後感に包まれています。
間違いなく今後自分が親として迷った時に行く先を指し示してくれるような灯台のような本になると思いました。
子育ての途中、何度でも読み返すべき本なんだろうな。
(まだ産まれてませんが・・)
早速奥さんにも薦めてます。

この本、内容は「子どもに対して親はどういう姿勢で接するべきか」ということが書かれた子育ての本なのですが、読み進めるうちに翻って自分の生い立ちやトラウマ、親への感謝に行き着きました。
子どもを育てるって本当に大変なことだよね・・。
(これからの体験なので偉そうなことは言えませんが・・。むしろこれからそれを本当の意味で痛感するのだろうけれど・・。)
両親にはよくぞここまで育ててくれたと感謝の気持ち(とこんな不出来な息子でゴメンね・・という申し訳ない気持ち(笑))でいっぱいです。
親孝行しなきゃなぁ・・。


98年初版の本ですが普遍的なことが記されているので15年以上経った今もその内容に一切風化を感じません。
時代を越えて読まれ続けているのも納得です。

 

妊娠、出産に関しては常々疑問や不安を本ではなくネットや雑誌、子育て経験者への質問なんかで都度解消してきたけど、書籍という形で一連の内容が書かれているものがドッシリと手元にあるのって安心感があるもんだね。


時代の空気の変化を読んだり、その瞬間に起こっていることを追いかけたり迅速に対応したりするのももちろん大事だけれども、

「“生きる”というのはどういうことなのか?」

という人生最大の問いに対して、真剣に考える機会が得られたのはとても大きかったです。


産まれてくる子には「健康でいてくれれば他に何も望まない」なんてなんとなく考えていたけれど、親としての自覚と責任を持って全力で取り組まないと実現できないこと、子育ては自分の人生を掛けるべき本当に大きな仕事なんだってことを改めて認識しました。

ただ、現在の日本社会でこの本のような理想の子育てをするのはとても困難だとも思うんだよなぁ・・。

社会の構造上の問題なんかにも思いを馳せることとなりました・・。とは言えやれることをやるだけどさ。


この本、続編もあるんだね。
Amazonのレビューを読む限り、「前作がヒットしたから調子に乗って出版」ってことではないようなのでこちらも読んでみたいと思います。