UTすげぇな。
いつもは入店して「Yシャツ!肌着!ソックス!以上終了!」ってお決まりの流れ作業で買い物することが多いユニクロですが、久しぶりにゆっくり店内見てみたらTシャツブランド「UT」がもうすんごいことになってたので思わず買ってしまいました。
買ったのは「松本大洋×ニコラ・ド・クレシー」と「daft punk」の2枚。
UTを見てて感じたのが「メガ」「ギガ」とか「モンスター」とかそう言った形容をしたくなるようなコラボのボリューム。
「ディズニー」「スヌーピー」「ミッフィー」「アメコミ」「TIN TIN」「手塚治虫」「攻殻機動隊」「STAR WARS」「ハリウッド映画」「海外ミュージシャン」「現代アート」「sou sou」「松竹歌舞伎」「リラックマ」「ポケモン」「トミカ」etc・・。
とにかくコラボしているブランドやコンテンツの規模感がハンパない・・。
もうありとあらゆるものがUTに飲み込まれているような印象を受けたよ。
自分のユニクロに対してのブランドイメージは決して悪くないし、むしろ最近はすごくいい感じですが、やっぱり心のどこかで「他のブランドよりも劣ってる」っていう昔の感覚が残ってるんだよね。
常に進化を続けてるのが目に見えて分かるし(ブランド戦略成功)、デザインもかなり洗練されてるし、値段も安いし、着ることや買ったことに対しての満足感は他のブランドよりはるかに高いのにも関わらず、すごく不思議な話なんですが、ちょっと見下した感覚ってのが根深くあったりして。(いや、それは決してユニクロを着ている人を見下してるとかではなく、自分自身がちょっと胸を張れない感じの自虐的なそれです)
でも、そういう根底に根強く残る(ん?「頭痛が痛い」みたいになってる?)感覚すら駆逐、凌駕していくような猛烈なパワーを感じました。それはUTに関わらず、今ユニクロがやってる全ての戦略に対して感じてはいたのだけれど、なんかもう本当に身体で納得させられた感じ。
だってコラボする側だってメリットがないと組まないし、ってことはユニクロに対してブランド価値を認めてるってことだもんね。
昔だったらこんなダサいところと組んだら自分たちのブランドが傷付くって考え方もあったかも知れないけれど、恐らくそういうことはもうないんだろうなぁ。
(もしくは莫大な使用料を支払ってる。まぁこれもあるだろうけど)
おれみたいな斜に構えた中途半端なサブカル(死語?)かぶれに対しても松本大洋なんかを当ててきて、「どうだ?バカにしてるけど欲しいんだろ?」って挑発、ねじ伏せられてる感じ。(自意識過剰・・)
全世界のあらゆる人が何かしらヒットするようなコンテンツを取り込んで広く用意する。
そんなん世界見渡してもユニクロにしかできないよなぁ。
ちなみに今のUTのクリエイティブ・ディレクターは元エイプのNIGO氏。
それを考えると、ちょっと節操ないんじゃないかってくらいの規模感とか、デザインに対するこだわりとか、あぁなるほどなぁと合点がいきます。
参考まで。
一部内容が重複してるけど、どちらも興味深いインタビューです。
値段の安さもあり、今後もちょくちょく買ってしまいそうな気がします・・。
もうTシャツ100枚くらいあるのにー。
ひと夏全部違うの着ても余っちゃうのにまだ買うのかー。
ってな感じで。
しかし意味も分からずダフトパンクのTシャツ着てるおばちゃんとかが出てくると思うとなかなか痺れますなぁ。