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横浜在住サラリーマン36歳。娘と猫のミウと音楽の話などを中心に駄文を垂れ流します。

料理と科学

育児休暇4日目。
 
今夜も料理当番でした。
玄米ごはん、肉じゃが、白菜のお味噌汁、菜の花のからしポン酢和え、ささみときゅうりの梅肉和え。
 
徐々に料理のレパートリーが広がっていくのが楽しいよ。
そして誰かの「おいしい」って言葉は本当に素直に嬉しいもんだね。
次のモチベーションに繋がるよ。(単純・・)
いやはや、クックパッド様様です。
 
もしかして肉じゃが作れる男子ならお婿に行けるんじゃない?
あっ、もう結婚してるか。
 
性格的に割と徹底的に突き詰めたいタイプだったりするので、煮物なんかもグツグツ煮詰めたかったりするんだけど、煮物とかって冷める時に味が染み込むんだよね。
感覚的にはずっと煮詰めて味が濃くなっていくイメージを持っていたので、それを知った時には結構驚いた記憶があります。
ただ、それがどうしてなのかはちゃんとは理解してなくて。
さっきふと料理してる途中に気になって調べてみたら、中学生の科学コンクールの論文に辿り着きました。
 
 
簡単にまとめると、食材は加熱すると中から水分が抜けて、冷却すると逆に外から調味料含む水分を吸収するらしいです。その吸収が40〜50℃くらいから起きると。
 
なるほど!
中学生でこんな理路整然とした論文が書けるなんて・・。
着眼点や手法、まとめ方含め素晴らしいね。
感動しました。
 
と、言うことで単純なおれはこれでもかと冷やして、無事に味の染みた肉じゃがを作ることができました。
論文に感謝。
 
 
そういやこないだテレビで理想的なお米の研ぎ方ってのも論理的に説明してたの見て目からウロコだったし、料理ってとてもアナログな世界の気もするけど、考えてみれば化学反応の塊な訳で。
昔から言い伝えられている様々な生活の知恵っていうのは、別に科学者でもない普通の人たちが長い時間と経験を積み重ねて発見してきたことが、科学の観点から見たら理想的であったり、理に適っていたっていうことだもんね。
そう考えるとすごいことだよなぁ。
なんて、そういうことを知識として理解しながら実践するってのもまたひとつの料理の楽しみ方のひとつなのかも知れないなぁなんて思いました。
 
 
そういう意味では実はずぅーっと気になってていまだに解決してない謎があって。
フグって毒があるじゃない?
最初に食べた人はもちろん死んだんだと思うんだけど、一体何人目くらいで「フグには毒があるんだ」とか「毒の場所はここなんだ」とか「ここさえ取れば大丈夫」とか分かったんだろうなぁって。
それまでに何人の人たちが犠牲になったんだろう?って(笑)
かなり命懸けのギャンブルだよね。
「うまい!」「けど食ったら死ぬかも!」「でも食う!」っていうその一連のやり取りを考えるとなんだか笑えてきて夜も眠れません。
「お前食えよ!」「いやいや、まずはお前から食えよ!」的なダチョウ倶楽部のような絵が浮かびます。
 
知ってる人がいたらぜひ教えてください。 
 
※ちなみに昔大分に出張した際、フグの刺身を肝を溶いた醤油につけて食べたことがあったんだけど、これがめちゃくちゃ美味しかった!
たしか肝を食べられるのは大分だけって言ってたような気がします・・。