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横浜在住サラリーマン36歳。娘と猫のミウと音楽の話などを中心に駄文を垂れ流します。

小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展

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今日はぴゃーっとチャリを飛ばしてこれ見てきました。

 

小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展 | EVENT SCHEDULE | SPIRAL WEB

 

展示内容は文字通り。

彼が公演で使った小道具をこれまたいつものようにニヤリとする仕掛けを隠しつつ展示するというもの。

 

彼が脚本、演出を自ら手掛けているのはもちろん知ってはいたし、多少イラストを描いてるのも知ってたけれど、まさかここまで細かい小道具まで自分で作っていたとは・・。ただただその才能とセンスに感心するばかりでした。

 

彼の作品の何がすごいかって、コントにせよ、演劇にせよ、とんでもなくたくさんのアイデアが幾重にも折り重なって作られているとても複雑で精巧なものなのにも関わらず、それが我々の目の前で繰り広げられる際には最初はとても自然でシンプルなもののように伝わること。

面白い!とか、楽しい!とか、すごい!どうなってるの!?なんて素直に感激して劇場を出た後、よくよくしっかりと考え直してみると「あぁ!なんて練られているんだ!」っていつもハッとさせられるんだよなぁ。

 

一つの核となるアイデアの粒を基に理詰めで構築されているであろうストーリーもあれば、勢い一発みたいなギャグみたいなものもあるし。

本当に多才な人です。

 

彼は女性の人気も凄まじいですが、それはやっぱり彼に対して競争相手という風に見なくて済むからなんだろうなぁと思ったりします。

やはり同姓としては彼の才能とセンスに対しては手放しで好きとは言えない複雑な気持ちもあったりします。

「おれ、この人と何歳かしか違わないのに、余りに差がないか?」とか、

「おれに何かこの人にここなら勝てるって部分はあるのか?」などなど・・。

まぁ、そういう気持ちが回り回って皮肉っぽくなったり、斜に構えて言及してみたり、羨んでみたり。いつもちょっとだけ悔しい気持ちになる。

経歴や職業は違えど、信念を持って突き進んでる姿に焦りを感じたりね。

(あぁ、この感じは星野源に対する気持ちも一緒だったりするなぁ・・)

 

とは言えやっぱり彼の作り出す世界が好きなのです。

この展示、とても面白いのでオススメですよー。