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横浜在住サラリーマン36歳。娘と猫のミウと音楽の話などを中心に駄文を垂れ流します。

2014年の音楽 ベスト10

今年もあとわずかだね。

自分なりに1年を振り返る意味で、
今年聴いた音楽をまとめてみようと思います。

と言うものの、最近よく言ってますがとにかく情報感度が落ちたのと、感性が鈍っているのと、何より出産を控え生活環境を大きく変えたことで音楽に触れる時間が減ったのと、可処分所得が減ったため(笑)、新しい音楽との出会いは今年は極端に減ったように感じています。
むしろTMNとかチャゲアスとか、昔の作品を改めて聴き直してる感じだね。


しかも実は今年の上半期はこのブログ


で知った2013年の音楽を追っかけでたくさん聴いてたから今年の新譜はかなり少ないかも・・。(これ観て買った「(((さらうんど)))」「YeYe」「片想い」「ブッチャーズ」「にせんねんもんだい」はすごいよかった!)

 
と、まぁ前置き&言い訳が長くなりましたが今年のベスト10です。
 
10.The Birthday「COME TOGETHER」
9.アナログフィッシュ「最近のぼくら」 
8.佐々木健太郎「佐々木健太郎」 
7.矢野顕子「飛ばしていくよ」
6.上原ひろみ feat. Anthony Jackson & Simon Phillips「ALIVE」 
5.Buffalo Daughter「Konjac-tion」
4.くるり「THE PIER」
3.SPECIAL OTHERS ACOUSTIC「LIGHT」
2.Gotch「Can't Be Forever Young」
1.坂本慎太郎「ナマで踊ろう」
 
洋楽がない・・そもそも今年新しい曲聴いてないってことか・・。
フジロックも朝霧も行けなかったもんなぁ・・。
 
まぁいいや、それでは以下、簡単にレビュー。
 
 10.The Birthday「COME TOGETHER」
1曲目「くそったれの世界」から最高です。
ミッシェルからバースデイになって、チバの音楽は軽快になったよね。
ずっとミッシェルに未練があった自分ですが、最近ようやくこのゴキゲンなバンドの音を受け入れられたような気がするよ。久しぶりにライヴで観たい!
 
 
9.アナログフィッシュ「最近のぼくら」 
1stからずっと追いかけてるバンド。
震災以降、シリアスサイドのギアを踏み込み続けてて昨今は自らのサイトで社会派みたいなこと言ってて、ちょっとこっちはこっ恥ずかしかったりしますが、最近はとてもバンドがいい状態なのではないかな。
マンネリ化することなくやればやるほどやりたいことが出てきてるように見えます。
そんな流れを踏まえ、今作は色んなゲストと組んでるみたいでバラエティ豊か。どれも新境地でまるで別バンドみたいです。
が、正直今作は引越し前後でバタバタしててまだ聴き込めてません。
期待値を込めてこの順位(なんじゃそら?) 
 
 
 
8.佐々木健太郎「佐々木健太郎」 
と、そんな感じでアナログフィッシュは昨今ツインヴォーカルの片割れ下岡君がかなりイニシアチブを握ってる感じですが、もう1人佐々木健太郎のソロがとてもよかったです。
彼らは下岡君の社会的なメッセージ(と言うより「違和感」に対する素直な反応だと思ってる)と佐々木君のポップな歌、そして何より伸びやかな声、それを下支えする屈強なドラミングのバランスの取れたバンドですが、その三角形が正三角形から形を変えてとても鋭い形になっているように感じる。
今作はアナログフィッシュではやや影を潜めてる佐々木君の良さを存分に楽しめる出来になっています。
彼のよさはやっぱり歌。
ややこしく難解なメッセージや技巧ではなく、親や子どもに聴かせても素直にいい曲だねと思ってもらえるような素直な楽曲たちが気持ちよく並んでいます。
こういう自分の個性を思い切り出せるソロが作れたからこそ、バンド活動にいいテンションで参加できるんだろうなぁなんてことを勝手に思ったりしてます。
にしても、佐々木君痩せたなぁ〜!かつての白シャツのボタンむっちむちの記憶からなかなかアップデートできてません(笑) 
 
 
 
7.矢野顕子「飛ばしていくよ」
以前ブログでも紹介したけど表題曲「飛ばしていくよ」がとにかくカッコいい!!
どれだけキャリアを重ねても常に新しいことにチャレンジする姿勢に痺れます!
 
 
 
6.上原ひろみ feat. Anthony Jackson & Simon Phillips「ALIVE」
超絶テク!聴くたびにぶっ飛ぶ!
実は明日ライヴ観に行きます。超楽しみ♪
 
 
5.Buffalo Daughter「Konjac-tion」
彼らの作品は何枚か持っていたりするものの特に熱心なファンと言うわけでもないので、(バンドの紆余曲折やメンバーのキャラクターといった)サイドストーリー抜きに純粋に楽曲の良さに惹かれて買うことが多いです。今回も待ち合わせまでの時間潰しで入ったタワレコの試聴機で偶然聴いてピンと来つつその日は見送り、後日やっぱり気になって買ったっていう流れでした。
アルバムコンセプト「コネクション+こんにゃく=コニャクション」って最高でしょ。
オリジナル盤もリミックス盤も共によいです。
相対性理論の永井聖一がリミックスした坂本慎太郎ゲストヴォーカルの「Love & Food」はBGM速めで最近の控えめな坂本さんでなくゆら帝っぽい感じに仕上げててズルいです。ニヤニヤしちゃう。(↓これはオリジナル)
 
 
 
 4.くるり「THE PIER」
くるりは思わず平日のライヴチケット取っちゃうくらい興奮した「Gravity & Liberty」がとにかくインパクトがあったなぁ。
1曲単位のランキングだったら今年1位だと思う。
シングル曲のアルバム全体との融合度など含め、アルバムトータルとして聴くと前作「坩堝の電圧」の方が個人的に好きかなぁなんて思ったりもしますが、それでもとにかく簡単にカテゴライズすることができないアルバムの楽曲たちは素晴らしいです。
安直な四つ打ちブームに対する強烈なアンチテーゼ!
 
SPECIAL OTHERSは同郷(隣駅)と言うこともあり、割と小さな箱でやってた時から応援してる大好きなバンドです。
キャリアも重ねて、インストバンド初の武道館まで成功させちゃったり、歌ものコラボしたり、ある程度やり尽くした感あるんじゃないかなぁと思ってたんですが、まさかこう来たか!という「アコースティック」編成。
知恵絞ってるねー。
スペアザ特有の人懐っこさがアコースティックでより円やかに緩くなっていい感じ。
気持ちよくて何度でもリピートできるし実際してるんですが、奥さんにはちょっと刺激が足りないらしく聴いてると飽きるのか替えられちゃいます(笑)
インストア行ったけど気持ちよかったです。 
 
2.Gotch「Can't Be Forever Young」
やっぱりミスチル桜井さんとか、サカナクション山口君とか、「システム」と言ってもいい程取り巻く人たちが多く、巨大なレベルにまでなってしまったバンドでフロントマンとして色々背負ってるのはとんでもないストレスだろうなぁ・・。
もちろんそれはストレスでもあり、醍醐味でもあるのだと思うけれど。
そういう意味ではゴッチもそういう人たちの中の1人だと思うし、今作はそういった意味でアジカンとは全く違う世界なので、これも本人はとても楽しかったんだろうなぁと容易に想像できる羽を伸ばした作品になってます。
YeYeとデュエットした「LOST」が好きです。(これで彼女を知り、彼女のソロも大好きになったので感謝)
優しい音と切ない歌詞に胸がいっぱいになる。
 

坂本慎太郎ゆら帝解散以降、世のトレンドとか関係なく、ただただ純粋に自分の音楽を紡いでるね。

それがいい感じでサブカル界隈でのタイアップなんかと結びついて、浮き世との交信を断ち切ることなく成り立っている。
音楽やってる人たちからすると環境としてはかなり羨ましいんじゃないでしょうか。
この作品も前作と同じく、なんとなく亡霊感のあるどこかパキっとした現実とは乖離した不思議な世界観。
それが他では得られない何とも言えない聴き心地でクセになります。
なんだろうなぁ、こういうランキングで「間違いなくベスト1っ!」って唾飛ばしながら叫ぶ作品と言うよりは、ランキングとか他の序列とは関係ないところ、異空間にポツンとひとつだけ存在するような感じなのですが、その存在の仕方が不気味で(笑)ずぅーっと自分の心の片隅に存在してるような1枚なので結果的に今年の1位です。
あー、坂本さんライヴやって欲しいなぁ・・。
 
 
ってな感じで。
新しく知ったバンドは皆無・・。
年取ったってことですな。
それでも素晴らしい作品に出会えてよかった。
 
実は先日リリースされたクラムボンのトリビュートと今度リリースされる宇多田ヒカルのトリビュート聴いたらこのランキングに食い込んでくるんじゃないかなぁって感じてますが、とりあえずこれでいいのだ!
あくまで個人的なランキングなので異論反論は受け付けません!
が、他にも「これもオススメだよー」って作品があればぜひ教えてください。
もしかしたらこの年間ランキングが変わるかも(笑)