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横浜在住サラリーマン36歳。娘と猫のミウと音楽の話などを中心に駄文を垂れ流します。

ファッション

昨日はNHKの「地球イチバン」という番組でコンゴ共和国の「サプール」って人たちの特集を観ました。

 

たぶん来週からは下記↓
 
「サプール」と呼ばれるこの人たち、全身ブランド物に身を固め、きどってステップを踏んだり、ポーズ決めたり、とにかくすごい伊達男なの。
でも番組を見ていくと、その人たちは決して裕福なわけでなく逆に貧しいくらいの人たちだった。
狭い家に住んで、洗濯も井戸水を汲んできて手洗いするような。
そんな人たちが月給の大半をつぎ込んで、一流メゾンの服を買い、土日だけ目一杯オシャレをして、街を闊歩する。
最初は全然理解できなかったんだけど、最後には分かったよ。
 
その服に身を包んでいる時だけは現実の日々を超越した高みに立てる。
そして、その服に見合うだけのエレガンスさを身に付けようとする意識、行動が自分という人間を成長させる。
 
本当にね、オシャレであることに命懸けてるんだよね。
誇りを胸に洋服を着ている。
 
それが最後には理解できて、とても感動しました。
どの人たちも完璧に着こなしててメチャクチャカッコよかった!
 
自分が最初にお小遣い貯めて洋服買った時をちょっと思い出したよ。
ドキドキしながら、それを身に纏うと少しカッコよくなったような気がしたあの頃。
 
やっぱりNHKには良質な番組が多いね。
 
 

そして話変わって、こちらは去年の3月とかなり前の記事ですが、これもとても面白かったです。


伊賀大介 (いが だいすけ)|プロフィール・連載・記事|クリエイターと読者をつなぐサイト cakes(ケイクス)

スマホからは無料で全部読めたんだけど、PCからだとどうなんだろ?)

そりゃー自分にもファッションに熱を上げていた時期もありましてね。
当時よく読んでたファッション氏には野口強、祐真朋樹、熊谷隆志なんてスタイリストが名前を連ねてたもんです。

そんな中に割と若めだけどグイグイ出てきたスタイリストがいて、それがこの伊賀大介
(ちなみに麻生久美子の旦那です)
 
ファッション業界ってのはかなり馴れ合いで成り立ってる世界だと思ってたので、
モードは別世界のファンタジーとして受け入れてたけど、
ストリートなんかの服はどこか斜に構えながら見てた部分もあるんだよね。
ファッション誌も内輪受けばっかりだったし。
スタイリストなんて裏方のクセに毎回ファッション誌で表に出てきて、もらった高い服自慢しやがるいけ好かない奴等くらいに思ってました(卑屈・・)
 
そんな中、スタイリストって職業に対する考え方が変わったのが彼のスタイリングでした。
きっかけは映画「ジョゼと虎と魚たち
 
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妻夫木聡主演の映画のスタイリングが伊賀大介だったんだよね。
その中で大学生役だった妻夫木君が、本当にリアルな大学生としてスクリーンを動き回ってて、
彼の演技もさることながら、その余りに自然なスタイリングにとても感動したのでした。
大学生特有のオシャレに多少気を使ってるけど、そんなに高くないものを着込んでてボロい感じとか。
 
今回、この記事読んでようやくその理由が分かったよ。
ただ単にその人の外見に合う服を選ぶんではなく、その人のキャラクター、価値観、それに伴う生活環境、そういったもの全てに思いを馳せ、その人ならこれをチョイスするだろうってところから服を選んでるからあんなにリアルなスタイリングができるんだなぁと。
その突き詰め具合にとても感激しつつ大いに納得したのでした。
 
ちなみに映画「モテキ」、テレビ「まほろ」のスタイリングも彼だね。
納得。
 
 
 
そんなおれはここ数年全然洋服なんて買ってません・・。
トレンド性の高いデザインよりもシンプルでプレーンな服が多いから、時代に関係なくずっと着れちゃうんだよなぁ・・。
高校時代に買った服とかいまだに着てるし(もう15年以上経ってる・・!)
 
今年は「ノームコア」なんて言葉が出てきたりしましたが、
おれなんてもう何年も前から万年ノームコアじゃい!(笑)
 
あー、でもなんか久しぶりに新しい服が欲しくなってきたなぁ。
と言いながら選ぶ服はこれまた普通のものになっちゃうだろうけどね。