尽未来際 / BRAHMAN
土曜日、ブラフマン主催のイベント「尽未来際」に行ってきました。
今回のイベントはブラフマンの20周年ということで、
彼らの盟友たちが一同に会するお祭り的なイベントでした。
自分の青春時代を彩った面々が久しぶりに大集合するということで、
幕張という距離や、長丁場で丸1日家を空けるという懸念事項あれこれありつつも、
迷いに迷った末、最終的に前日の夜に参加を決めました。
いやー、迷ったけど行ってよかった!
久しぶりに我を忘れて興奮しました。
見たかったモンパチ、スキャフル、バックドロップは到着が遅れて残念ながら見られなかったんだけど、ハスキン、ハイスタ、ブラフマンのライヴが素晴らしかったです。
11年のAIR JAM以来のハイスタのライヴ。
最初はもう自分も歳だし、後ろの方でゆったり観ようなんて思ってたんだけど、
いざ彼らがステージに登場して最初の音を鳴らした瞬間に頭のバネがぶっ飛びました。
結果的に前方で揉みくちゃになりながら拳を振り上げて、大声を出しながら楽しみました。
ただただ単純に、心のままに、素直にその瞬間の感情を爆発させた。
そんなことできたの本当に久しぶりだったな。
改めて彼らは自分の(そして、みんなの)中のヒーローなんだと思った。
子供の頃に思い描いたようなね。
そしてブラフマン。
彼らのライヴも圧倒的だった。
ハイスタ難波さんがMCで「ノスタルジーじゃない。レジェンドなんて言われなくない。色々ありながらもみんな今日までやってきたんだ」的なことを言ってたけど、
それはやっぱり活動してない期間があったからこそノスタルジーなんて揶揄されちゃうわけで。
そういう意味ではブラフマンは本当に第一線を荒波、逆風に晒されながらも走り続けてきたのだなぁと思った。
道はひとつじゃないからさ、時には立ち止まったって、戻ったっていいと思うけれど、
やっぱり歩みを止めずに進み続ける、それって凄まじいことだなぁと彼らのライヴを見て思い知らされたよ。
目の前で、まるで己の命を削っているような、命の炎を燃やしているように思えるほどのライヴを見て、本当にそう思った。
周りが見えなくなるくらい何かに夢中になって取り組むことって、
歳を取るとくだらない自意識が働いたりしてなかなかできなくなってくるけど、
本当はすごい大事なことなんだよなぁって思った。
必死になって取り組んでたらどんな人だってそうなるよね。
そう「なれない」ことを誤魔化すために、敢えてそう「ならない」ようにしてるつもりになってた。
でも違った。
ハイスタもブラフマンも、自らの「生き様」を晒すことでそれに気付かせてくれた。
その大切さを教えてくれた。
その姿は本当にカッコよかった。
まさしくヒーローだった。
最後に。
ようやく迎えた休日にも関わらず、丸々1日おれを自由にさせてくれた奥さんに感謝です。
ありがとう。
全ネコ好きに告ぐ!ネコが好きだからと言ってホイホイ釣られてはならない!
えー、最近マガジンハウスの刊行物がネコだらけです。
多分発端はこれ。
↓an・an 「にゃんこLOVE」
おそらく予想以上にバカ売れしたのでしょう。
(instagramにアップしている人もたくさんいたし)
ムックとして内容を追加して特別編集として再発売。
↓
これもきっとバカ売れしたのでしょう。
編集部は味を占めます。
「猫はイケる!!(笑)」
その後、今度はHanakoでこんな特集が。
↓「ネコと男が幸せを呼ぶ。」
なんて他力本願な!!(笑)
確かにネコは幸せ呼ぶけどさ・・。
(個人的にはアンアンとハナコの特集、逆なんじゃないかって思うんだけど。
どっちかと言うとこの見出し、アンアンっぽいよね?)
そして今号のブルータス。
スナック特集。
なのに何故か猫・・(笑)
いや、これ実際はそんなに前面に押し出してるわけではなかったけれど、
銀座駅ホームのポスターにはデカデカとこれが掲出されていました。
(このイラストいいなぁ。ポスター欲しいくらいだよー)
で、遂にファッション誌にも登場です。
今度のGINZA
↓「ネコとインテリア」
・・・。
これ、全部マガハから出てる雑誌です(笑)
もう好きにしたらいいさ・・。
や、まぁいいんですけどね・・。
でもちょっと節操なくない??
と、1人で思ってたらやはり多少の負い目はあったのかこんなツイート
\ネコとインテリア/
明日12日発売のGINZAは222号!猫特集最近大人気ですが、やはりそこはGINZAらしさが満載。岡尾美代子さんスタイリングのページ、たまらんです……🐈 pic.twitter.com/s4Jov9gs3s
— GINZA fan (@GINZAmag_fan) November 11, 2015
「猫特集最近大人気ですが」ってお前んとこでやりまくってるだけじゃい!(笑)
「やはりそこはGINZAらしさが満載」ってちょっと苦しい言い訳に聞こえます・・。
と言いながらも全てに目を通しているおれ・・。
(数冊は買ってるし・・(笑))
と、ゆーわけでブログのタイトルは自戒を込めて付けました。
いや、いいんですよ。
実際猫はかわいいし、多くの人たちに猫がいることで幸せな気持ちになれることは知ってもらいたいとは思うんだけどね。
でもやっぱり安直に表層的なかわいさだけを取り上げるのもどうかと思うわけです。
それなら例えば、社会的に問題になっている野良猫の殺処分問題や、その解決に一生懸命取り組んでる人たちの特集とか、ペットショップや悪徳ブリーダーの実態とか、里親制度の紹介とか、そういうところまできっちりやってもらいたいなぁと思うのです。
(まぁ、それぞれそんなヘヴィーなことを求められる雑誌ではないけどさ・・)
出版業界は本当に厳しい状況だし、何か売れるコンテンツを見つけたら使えなくなるまでとことんしゃぶり尽くすってのはまぁしょうがないかなとは思うんだけど、ちょっとその辺り気になったので書いてみました。
マガジンハウスよ!
「とりあえず今はネコ載っけときゃなんでも売れるからOK」なんて思うなよ!
条件反射的に何でも買っちゃう節もあるんで、ちゃんと面白いやつお願いしますね(笑)
あぁ、いい仕事してるなぁと思った今日のできごと。
長期休暇中のため、今日は六本木の東京ミッドタウンに行ってきました。
やー、平日の六本木、空いてていいわぁ。
お目当てはとらやで開催している「とらやパリ35周年祭」でした。
とらやのパリ店の35周年を記念して店内でパネルが展示されたり、限定のお菓子が販売されたりしてるのです。
で、おれの目的はこちら。
なんとも気の抜ける虎のキャラ。
名前は寅多ティティです。
かっ、かわいい・・。
癒される・・。
今回の企画のために登場したティティ。
その愛らしい姿に一目会いたくて奥さんと娘を連れて行ってきました。
(普通逆のような気もしますが・・)
で、お店に着くなり目を爛々とさせながらティティを中心に店内の写真撮りまくり。
限定のお菓子も買って、大満足で帰宅したのです♪
が、よくよく考えると、この企画はすごくよく練られているなぁと感心して。
ちょっと刺激を受けたので久しぶりにブログ書いている次第です。
まず、周年イベント(発売◯周年、創立◯周年)は発信元のオナニーになりがちなんだよね。基本、お客さんにとってはそんなことどうでもいいことなんです。
特にパリ店の存在なんて知ってる人は少ないだろうし、まぁ普通ならどうでもいい。
でも今回の企画はそれを利用して、本当にうまく「とらや」ブランドに対する親近感醸成に成功しているなぁと思うのです。
まずそもそもパリにお店があったことを今回初めて知ったんだけど、海外(しかもパリ)で日本のブランドとして確かな地位を確立していること(35年も続いたことが何よりもその証拠)を周知することで、逆説的に日本での展開のプレゼンスを上げているよね。(老舗として名前は知ってるけど、世界でも認められてるんだ)
そしてその企画の対象として、恐らく常連さんではなく、そこまでとらやに馴染みのない若者(とは言っても学生レベルではなく社会人かな)に照準を合わせ、特に「和」に対して何となくいいイメージを持っている女子(普段着物着るほど突き抜けてないけど、京都好きだし、夏は浴衣着るくらいの人)に向けて、ほしよりこさんという絶妙な人選で企画の顔となるキャラクターを擁立。
(しかも一応「虎」)
でもキャラが1人歩きし過ぎて、肝心のブランドに落ちないということがないように、ちゃんとパリと紐づく限定商品をいくつも用意。その付録としてティティの紙袋を用意。
そして発信基地を(赤坂の本店ではなく)六本木のミッドタウンの支店に設定し、都会の洗練された最先端の情報として発信しつつ、若者の来店を誘導。
情報は東京発信にしつつも、きちんと全国の顧客をフォローすべく、商品自体は全国の主要百貨店の支店で購入できる受け皿を用意。
情報は寅多ティティを広告塔としてSNSで拡散。
でそれに釣られて来店しつつ、商品を食べた人はその味に納得し、とらやのプレゼンスが上がる。(目的達成!)
や、実際に今その限定のラムレーズンの羊羹食べながらこれ打ってますが、
うっ、うまいッス・・。
もとから和菓子好きでとらやとか榮太樓とかうさぎやとかよく利用してるけど、改めておいしいなぁと再確認してます、今。
今回は企画の中に寅多ティティという「体験したい」(要は写真取ってSNSにアップすることで自慢したい)というフックがあるのがいいなぁ。
(ここ数年でハロウィンが爆発的に広まったけれど、これだって起源なんてどうでもよくて「コスプレという体験をみんなで共有したい」ってところが原因だもんね。)
今回の企画も「これ的な世界」が好きな人(おれとか・・)にはドンピシャでしょう。
わざわざ六本木行っちゃうくらいだもんね。
で、ちゃんとそれが最終的に「商品がおいしい」→「とらやはいいお店だ」に結実してるのがこの企画が素晴らしいと思うところなのです。
個人的には老舗だから頭の固い社歴の長い人たちもいたりするんだろうなぁとか、そういう人たちがティティに対してどう思ってるのかなぁとか、そんな中どうやってこの企画を通したのかなぁなんてことが気になります。
とは言え、デパ地下のスイーツコーナー見ると本当に超激戦でしのぎを削ってるのがビシビシ伝わる、とにかくレベルの高い戦いが日々繰り広げられてて、老舗のブランドもかなり尖った商品出してたり、パッケージも洗練されてたりするので、意外にこういうことに対する理解の土壌はすでに出来上がってるのかなぁなんてことも思ったり。
やー、属性が合致している程度でinstagramでTLの空気や流れをぶち壊すようにダッサイ写真とテキストでガンガン 流してる出会い系の広告やってるクライアントと代理店はマジで今回の企画考えた人たちの爪の垢でも煎じて飲むといいよ、本当に。
この企画には関わった人たちが知恵を絞ったことと、とらやのことを愛していることがビシビシ伝わってきます。
うん、見習わねば。
ということで。
色々ごちそうさまでした。
※追記
今回の成功(してるのか分からないけど)の要因のもう一つは寅多ティティが
虎(ネコ科≒もはやネコ)だったことかも。
ネット(特にSNS)とネコの相性は何故かメチャクチャいいし、このキャラが犬だったらここまで拡散されてないと思います。
ぼくたちの日々
アッと言う間に7月も終わってしまった・・。
忙しく過ぎる毎日ですが、久しぶりに近況報告。
(と言う名の自身の見詰め直し作業と備忘録です)
娘が産まれてから半年が経ちました。
「もう」と「ようやく」が入り混じったような6ヶ月だったなぁ・・。
お陰様で大きな病気や怪我もなくスクスク成長しています。
小さな命が毎日一生懸命生きている。
とても繊細で華奢なようにも思えるし、はたまたとても力強くも感じる。
その存在の奇跡に想いを馳せると何とも言えない幸福な気持ちになります。
生活が一変してライヴにも行けないし、外食も遠出もできないし、
全てにおいて制約だらけなんだけれど、娘の笑顔を見ると全てが帳消しになるよ。
あぁ、自分の人生は家族の幸福のためにあるのだなぁと素直に思える。
自分も人の子の親になったのだなぁ・・しみじみ・・。
最近の調査では「子供を作るのはコスパが悪い」ってことで出産を希望しないってカップルが増えているそうだね。
確かにその通りだと思う。
自分だって、好きな時に寝て起きて、好きな場所に行って、好きなもの食べて、好きな人たちと一緒に過ごして、
そりゃあまぁ好きなことしかしないで生活してたけれど、その全てが今はなくなったもんね。
当時は子供欲しいなんて真剣に考えてもいなかったし・・。
「コスパ」って視点で考えたら子育てって本当に割に合わないことだと思う。
だけど今こうやって娘が産まれて、これまでで味わうことのなかった満ち足りた気持ちになってみると、
あぁ、人生ってそういう損得勘定を超えたところに意義があったりするのかもなぁなんて思えたりもするんだよね。
(父親暦わずか半年のヤツが生意気なこと言ってますが・・)
なのでまぁ必要ないって人には眉を顰められそうですけど、子供がいる人生ってのもなかなか楽しそうだよとは言っておきます。
(そして望んでも出会えない人たちが最後には出会えるといいなぁと切実に思う)
とは言え現実的な不安も山積してて・・。
もっと奥さんのサポートをしてあげないと倒れてしまうんじゃないか・・とか、
冷房ガンガンつけっ放しにしてるし、シャワーも1日何度も入れてるし、マジで光熱費の明細が来るのが怖い・・とか、
そういうあれこれにまみれて時間だけが流れていく焦りとか、
おれは本当にきちんとした父親になれるのだろうか・・とか
もう考え出すと憂鬱になって塞ぎ込んでしまうよ・・。
昔はそーゆーことも眠りに逃げ込むことで回避してたんだけど(根本の解決にはなっていません・・)、
最近は好きな時に寝ることもできないからねぇ・・。
とにかく向かい合って一つ一つ乗り越えたり、かわしたりしなくてはならない日々です。
はぁ、でもこうやって書くと少しスッキリする。
やっぱり日記って大事だと思う。
自己との対話。
そうそう、そんな中新しいことにもチャレンジしたいなぁと思って英会話の本を買いました。
(道案内専用の)
ニュースでもよく取り上げられてるけれど、
本当に最近海外からの旅行者をよく見かけるんだけど(自分の出没地が銀座や浅草だったりするので余計だと思うけど)、
ちょっと困ってそうだなぁって思っても、英語が話せないから声を掛けられないことが多くて・・。
なんかそのモヤモヤを少しでも解消したいなぁって思って購入しました。
オリンピックまでには海外からの旅行者は倍増するみたいだし、
確実に少子高齢化が加速している今の日本社会を考えたら、やっぱりどんな業界で生きていくにしても
インバウンド消費は避けて通れないし、むしろチャンスだし。
海外の人とコミュニケーションすることを考えたらちょっとワクワクした自分がいたので、まぁ三日坊主覚悟でやってみます。
しっかし学生時代にはメチャクチャ英単語覚えたし、英会話にも通ってたから当時はネイティブの人ともそれなりに話せてたけど、
本当に今じゃ見る影もないなぁ・・。
情けなし・・。
でもこれまでと違うのは動機の部分、受験とかそういう目的でなく、純粋に人とコミュニケーション取りたいってところが発端だから、
今度のは少し違うと思うんだよね。
うん、がんばります。
そんなところかな。
また書こう。
遅ればせながらジョジョ(アニメ)のオープニングに関して
えー、先週で3部が完結しました。
自分が大好きな漫画がアニメになった際、いつも声がイメージと違ってガッカリすることが多かったりしたのだけれど、今作は原作に対するリスペクトを随所に感じられて、そういうこともなく楽しめました。
イギーが力尽きる回はやっぱり切なかったな・・。
そんなジョジョですが、先々週からのオープニングの演出がメチャクチャカッコよくて。
ラスボスのDIOとの対決の回だったんだけど、オープニングソング中にDIOが登場し、時を止める演出が!
こういうのは本当にスタッフの作品に対する愛情や情熱の賜物だよなぁ。
オープニング〜本編〜エンディングと30分の短いフォーマットの中でも、工夫次第でこうやって受け手を驚かせたり、喜ばせたりすることができるのだなぁと感動しました。
こういう気持ちってのは何もアニメに限ったことだけでなく、自身を取り巻く日常の中にも込めることができることだよなぁと思ったのです。
どれだけ対象に対して想いを巡らせるか。
うん、がんばらにゃー。